今日はお友達のBeachDrinkerさんとA・C・Sギャラリー(名古屋市中区栄)で開催されている杉尾信子という画家の個展を観に行ってきました。私は絵画とか、陶芸とかそういったいわゆる芸術とは無縁の人間ではあるが、杉尾信子さんとはヨット仲間で、シーズン中は彦根の松原で仲間たちとヨット遊びをしたり、青少年にヨットを教えたりしている。
実は、杉尾信子という女性が画家でることを知ったのはついこの前のことで、一緒に伊吹山にセツブンソウを見に行った帰り道に寄った喫茶店であった。そこで、今度個展をやるからというので、その時にいただいたポストカードのユニークな絵を見てぜひ見に行ってみたいと思ったからであった。
絵といえば人物、風景、など日常の形のあるもの何かをモチーフにしたものを描いたものでわかりやすい。そうした中で目に映るものではない、描かれる対象がない絵がいわゆる抽象画と呼ばれるものであろうが、杉尾信子さんの絵は、ご本人曰く音を線に表すのだという。なんとも、私には理解できない。音は音符をつけられるので、音符をつければ目で見てわかる。しかし、抽象画はその画家の頭の中にあるというか浮かんでくるイメージで描かれているのだろうから、観ていても難しい。私の知っている抽象画というのは幾何学的な形をしているものが多かったように思うが、杉尾信子さんの絵はそれとはちょっと違う。基本は線である。
ちょっとググって抽象画家ってどんな人がいるのかなと調べてみたが、ワシリー・カンディンスキー、カジミール・マレーヴィチ、ピエト・モンドリアンなどが描き始めて広まったそうだが、杉尾信子さんの絵画はその人たちとのはちょっと違う独特な画風かと思う。
ギャラリーA・C・Sのオーナーの佐藤文子さんのお話も少しお聞きした。このギャラリーでは、杉尾信子さんのような独特な作品を多く紹介しているようだ。普通の(といっていいかどうかわからないが)風景画や人物が、花や鳥、動物などの絵はあまり展示していないそうだ。見る人によっていろいろ違った感じ方をできるような作品を多く紹介しているようだ。年間を通して多くのアーティストの作品を紹介されているので、ぜひ行って観てほしい。各アーティストの個展スケジュールはA・C・Sギャラリーのホームページで確認してほしい。
いやぁ、今日はなんだか落ち着いた気持ちになれた一日でした。たまには芸術作品を観るのもいいですね。
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